
経営コンサルティング会社の選び方・付き合い方
世の中、○○コンサルタントというのが花盛りのようです。
一方、コンサルタントというのは、経営者から見て、これほどよくわからないあやしい商売はないかも知れません。
実際TVで事件報道などがあるとけっこうな割合で「自称 経営コンサルタントの男が云々・・・」というケースがあります。
これは、経営コンサルタントというビジネスに医師や弁護士のように明確な国家資格がなく、体一つで簡単に開業できてしまうからかも知れません。
もちろん、中小企業診断士やMBAなどの類似資格がないわけではありませんが、これらの資格を持っていることと、あなたの会社の業績アップには全くといっていいほど、関係がありません。
とは言え、色々な場面でコンサルタントのサポートがあった方が有効な局面は増えていますし、現実に上手な活用をされて人生が大きく変わるほどの飛躍をされる経営者の方も多いのです。
では、経営者は何を基準にコンサルタントを選べば良いのでしょうか?
そしてどう付き合っていくのが良いのでしょうか?
これからお話する事は、業界としては掟やぶりの、そして一歩間違えると自分達にとってさえ耳の痛い、コンサルタント選びの真髄といって良い話です。
是非ご参考にして頂ければ幸いです。
コンサルタントは嫌がるけれど、確実にいいコンサルタントを見つけられる11個のチェックポイント
1.成功事例と言えるクライアントがあるか?
コンサルタントを頼むにあたって一番大切なのは「実際に自社の業績が上がるのかどうか?」ではないでしょうか?
クライアントの業績が上がっているのかどうか遠慮せず聞いてみるべきだと思います。
心配であれば、実際のクライアントを訪問させてもらいご自分の目で確かめてみるのも良いでしょう。
2.最初から高額なフィーを要求してこないか?
最近ではビジネスパッケージという事で、フランチャイズの初期費用のような形で一定費用が必要なケースもあるようです。
ただし、長期に渡る解約不能な契約にはなっていないか?はチェックが必要です。
実際、ある契約者の方は、話題になっていたFCに加盟したものの成果が出ないので解約しようとしたところ契約がぐるぐる巻きになっており、投資した1000万がパーになったと相談に見えました。あわてて決断する前に、まずは手頃な予算で参加できるセミナーや勉強会などに出て様子を見るのもいいかもしれません。
3.ノウハウの出し惜しみをしないか?
本当に力があるコンサルタントは、無料の経営相談の場面などでも相当つっこんだ所までフランクに即答してくれます。
出し惜しみをするということはそのネタをバラすと次のネタがないか、断言する自信がないからかも知れません。また少し話しをしてみると大体そのコンサルタント力というのは分かるものです。是非一度話をしてみる事をおすすめします。
4.若いか?心身共に元気そうか?モチベーションが高いか?
コンサルタントというのはデスクワークのイメージがあるかも知れませんが、実は体力仕事なのです。
全国に出張していると朝一や最終の飛行機や新幹線は当たり前、さらに売れっ子コンサルタントになると 1日2件のかけ持ちなどもザラです。ですから、若くて元気な事が、そして経営者と同レベル以上のモチベーションの高さが必要なのです。
5.経営コンサルティング会社そのものの経営が健全か?
冗談のような話ですが、経営のアドバイスをするはずのコンサルティング会社の経営が傾いているというケースは実は珍しいことではありません。
当然経営の思わしくない会社の仕事のとり方はだんだん強引な狩猟型になり、担当者もくるくる変わる為、良い成果が期待しにくくなるのです。
お付き合いする前に会社の信用情報等を参考にされると良いかもしれません。
※株式会社船井総合研究所は、東証1部、社員数567名、資本金31億2500万円(2009年10月末時点)
6.クライアントの平均付き合い期間はどのくらいか?
コンサルタントが有効に機能し、投資以上の成果が上がった時、経営者のあなたならどうなされますか?中には「これからは自分達でやるから」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、殆どの方は、「ぜひ、引き続きよろしく」とおっしゃいます。
つまり、成果を上げているコンサルタントはクライアントの平均付き合い期間が長いのです。
逆に平均付き合い期間が1~2年というのは、成果が上がらず契約が切れている可能性が高いということです。
7.営業している本人(上司、力のあるコンサルタント)がどのくらい
対応してくれるのか?
1人のトップコンサルタントに依存しているコンサルティング会社の場合、営業の場面ではそのトップコンサルタントが出てきて素晴らしい、ワクワクするようなプレゼンをしてくれるが、実際の支援の場面では全くその人が出てこず、アシスタントのスタッフが実務を担当するというケースがあります。
成果が上がるのであればそれでも問題はないかも知れませんが実務は誰が担当してくれるのかを明らかにしておきましょう。
8.この業界の専門家か?何が本業・出身業種なのか?
この業界は単純に異業種のノウハウの応用だけで業績が上がるほどカンタンではありません。
同じ建築設計であっても公共案件で業績を上げるノウハウと民間案件で業績を伸ばすノウハウは全く別物です。ですから事前にこの業界でどのくらいの付き合いがあるのかを確かめるのは非常に重要です。
特に、設計事務所の場合、あらゆる用途への対応が必要になります。学校・病院・介護施設・住宅・図書館・店舗・・・いろいろな用途があります。これに精通していなければいけません。
また、コンサルタントを名乗る方々の本業は何かを知っておく必要があります。
つまり、会計系なのか、マネジメント系なのか、研修系なのか、外資戦略系なのか、業界出身個人コンサルタントなのか・・・etc ということです。
そこから、解決の手段や、攻め方の強弱などが大体見えてくるからです。
もし、あなたが即時業績アップも大事だが中長期的に大きく伸ばしたいのであれば、マーケティング系に強い業界専門コンサルティング会社がおすすめです。
9.建築を通じてお互い何がしたいのか?
設計事務所の経営者としてのあなたと経営を一緒に考え、行動をともにしていくコンサルタント自身も何がしたいのか?それに共感できるか?
10.直感的に合いそうか?
コンサルティングは、経営者で99.9%決まります。
よって、その経営者とコンサルタントもともに人間で結婚相手と同様に相性が命です。
価値観が合いそうか?
一生ともに歩んでいく覚悟が持てそうか?
このコンサルタントとならワクワクする未来を描けそうか?・・・etc といった事です。
結局、冒頭にも書いたように、いいコンサルタントに巡り合うことで文字通り人生が変わる人もいれば、まずいコンサルタント選びをしたばっかりに、一生イバラの道を歩く経営者もいるのです。
そして、
11.業界のために本気か?
最後はこれが大切です。
コンサルタントにもいろいろいますが、やはりその業界で本気でサポートしようと思っていれば、本を出版しているのが当然と言えます。
まずは、「設計事務所のためのマーケティングマニュアル」(建築資料研究社)2100円
をお読みいただければ、本気度や実績は分かると思います。
業績が良い事務所ほど上記の書籍を読んでいる所員が多いですね。
先日、ある有名なビジネスドキュメント番組を見ていると、地方の老舗のメガネ屋さんが、今流行のメガネの安売り店に押されて苦労している例がとりあげられていました。
そこには先代の時代から付き合いのあるという年輩のコンサルタントが東京からやって来て社長とミーティングをしている様子が映し出されていました。
しかし、背後のホワイトボードを見ると、およそ今の緊急事態とは、見当違いなキーワードが書かれていて一目で「あ、この社長はコンサルタント選びを間違えて道を誤っている」という事が分かったのです。
恐ろしい事だと思いませんか?
景気の良かった時代、業界が伸びていた時代であればまだしもこういう時代のコンサルタントのアドバイスミスは「命とり」になるのです。
このチェックポイントを作成したのは必ずしも我々の営業の為ではないのです。
このページをご覧いただいているような熱心な経営者の方には是非いいコンサルタントと巡りあっていただき素晴らしい経営者人生を送っていただきたい。
それが私達の願いです。
株式会社 船井総合研究所
士業コンサルティンググループ 建築士(設計事務所)担当メンバー一同
お問い合わせ
士業コンサルティンググループ 担当:カセ
▼お電話の場合は、03-6212-2933までご連絡ください。
※ 平日9時半 ~17時半(土日祝は定休)
※ お電話いただく際に、「建築士事務所経営.comを見た」とお伝えください。
▼メールでのお問い合わせ:
お問合せフォームはコチラ









