2018年12月25日

船井総研の現場からエンゲージメントを本気で考える

先進的な企業として日本でも取り上げられることが多いザッポスは、靴の通販会社です。
全社員1,800名(うちコールセンター600名)を抱え、
「従業員がハッピーな状態でいて、働きがいをつくること」
会社の一番重要な役割だと考えています。
 
今年10月に訪問した際、特にエンゲージメントの側面が素晴らしいと感じました。
日本でも少しずつですが、組織に対するロイヤリティ、愛着、思いやりを
エンゲージメントとして数値化する動きが出てきています。
 
このエンゲージメントの数値は業績や利益に直結しており、
比例関係になるというデータは有名です。
 
ザッポスが取り組む施策の一部を紹介します。
・パターゴルフ場、フィットネスジム、卓球ルーム、パーティルーム、
 昼寝専用ルーム、ヨガインストラクター招聘、社員食堂、授乳室(7つ)の設置
・社員の医療費を100%カバーする
・勤続年数に応じてネームプレートやバッチを授与
・シアターホール完備。社員の採用決定や社内イベントのたびにパーティー会場として利用可
・社内通貨ZOLLARS(ザラー)があり、毎月50ドル付与。
 従業員同士でコアバリューに沿った社員に贈り合う

 
上記は主にハード面ですが、
会社が本気で社員のことを思う気持ちがしっかり伝わっていると思います。
 
私が訪問した時には、敷地内の芝生スペースで
ヨガインストラクターがヤギ6頭と社員向けヨガ教室の準備をしていました。
日本企業の執務スペースの概念とあまりにもかけ離れていたため、とても驚きました。
 
このような取り組みの結果としてザッポスは、
EC小売りの平均リピート率30~40%をはるかに超え75%にまで高まっています。
また、全米のコールセンターの平均離職率は60~70%ですが、
ザッポスの離職率はわずか10%です。
 
また、エンゲージメントの上昇は社員流出を防ぎ、業績向上に直結します。
効率化ばかりを押し付ければ、思考の硬直化とモチベーションの低下を招きます。
エンゲージメントを引きあげるには社員の志向性(やりがい)と
働きやすい環境の提供を行う必要があります。
また、多様な価値観を評価し、社員のやりたいことの尊重が大切です。
 
 
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【この記事を書いたコンサルタント】

シニア経営コンサルタント 小高 健詩(おだか けんじ)

2007年 船井総合研究所入社 2008年 士業コンサルティンググループ 司法書士チーム配属 2012年 士業コンサルティンググループ チームリーダー 2016年 士業支援部 グループマネージャー

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