2018年09月04日

経営の3つの目的

かつて船井総研グループ創業者の舩井幸雄は、
企業経営の目的は「社会性」「教育性」「収益性」の追求だと説きました。
 
そして、この3つは追求する順番があります。
 
「社会性」→「教育性」→「収益性」の順番です。
 
なぜ、この順番かということについては
「経営のコツ―99.9%成功する」2000/8、ビジネス社刊、船井 幸雄 (著)に
下記のように書かれています。
 
(引用ここから)
 
「儲からなくては社会性も教育性も何もないではないか」。
そしておそらくは、「綺麗ごとを言うな!」とも。それはそのとおりです。
 
しかし、収益性のみを追求して他を顧みない企業が、
伸びて伸びて大企業になったり、さらに安定して存続している例はほとんどない、
という私の観測も否定できないと思います。
 
もちろん運が良ければ、収益性のみを考えてやっていても
ある程度までは伸びていくことはあるでしょう。
ところが、それではいつか必ず限界が来ます。
 
最初は収益性一本やりでいったとしても、
どこかで脱皮して社会性や教育性に目を向けていかないと、
結局は行き詰ってしまうのが企業というもののようです。
 
もう一つの、綺麗ごとを言うな、というのも確かにそのようにも見えます。
綺麗ごとというのは、理想論と言い換えてもいいでしょう。
私は、「企業は利益ばかりを追求するのではなく、
世のため人のためにならなくてはいけない」と言っているのですから、
これはまさに理想論です。
 
しかし、その理想論を本気で唱えているのは、
40年間ずっとビジネスの現場でやってきた人間であるからです。
 
追って書きますが、私も利益最優先で突っ走っていた時期がありました。
それがいま、40年たって結局はこの“理想論”に戻ってきたのです。
 
(引用ここまで)
 
また、なぜ企業経営の目的が「社会性」「教育性」「収益性」の3つの追求か?
ということについても先に述べた書籍に下記のように書かれています。
 
(引用ここから)
 
やはり、企業というのは社会性と教育性を抜きにしては考えられないと思うのです。
収益性のみを言いたくて社会性と教育性を抜きにする経営学者がたくさんいますが、
それは正しくないと思います。
 
その理由を一つあげれば、人間というのは大義名分なしには、
大きなことはほとんどできない存在だと思うからです。
大義名分、つまり収益性だけでなく社会性や教育性を追求するという目的があれば、
経営者も社員もより働く気になって働けるのです。
 
人間は大義名分を持って自分の行為を正当化しないと上手に生きていけないようです。
そして、企業活動といっても、しょせんは人間がやることですから、
これは自明の理だと思えます。
そう、企業活動をしているのは、他の何者でもなく人間なのです。
 
(引用ここまで)
 
ここでいう「社会性」とは、社会をより良くする存在となることなどです。
またここでいう「教育性」とは社員の人間的向上をサポートする
教育機関的側面が必要であること、また社外の関わる人々に対しても
そのような役割を果たすことです。
 
この3つをバランスよく追求することが企業の永続発展にも繋がります。
 
皆様が経営される上で意識頂きたい点でもあり、
私どもがコンサルティングを行う上でも改めて意識したいことです。
 
 
社労士事務所経営コンサルタントグループ お問合せはこちら

【この記事を書いたコンサルタント】

シニア経営コンサルタント 富澤 幸司(とみざわ こうじ)

東京都墨田区出身。幼い頃より家業の鉄道部品メーカーを経営する祖父や父の背中を見て育つ。 家業を手伝いながら、大学に通う4年間を過ごし、自動車部品メーカーに入社。 東京営業部でトップの成績を残す。その後、船井総合研究所に中途入社。 社労士事務所専門コンサルタントとして個人マーケットを対象とする障害年金一番化モデル導入サポートを中心に展開。 初年度より1,700万円の受任を獲得するサポートを行う。 HPの構築、PPC広告、SEO対策などのWEBマーケティングから、現場での成功事例を落とし込んだ提案資料、チラシ、DMなどの実践的なツール作りなどを駆使し、クライアントのバックアップを行う。 モットーは「事例主義」 「現場主義」「結果主義」

「オススメ 」カテゴリの関連記事