2020年07月20日

最低限の投資はできていますか?高まる法律事務所におけるデジタルセキュリティの重要性

急激なデジタル化に伴ってデジタルセキュリティの重要性は高まっている

事務所に出勤し紙媒体をベースに事務所運営をされていた事務所が大半を占めていましたが、コロナ禍によって、資料のデジタル化を進め、情報管理においてもクラウド型のシステムを使用するケースが急激に増加しました。また、裁判所のIT化やAIを活用した様々なサービスが増加し、デジタルツールをどれだけ活用できるかが経営において、重要なウェートを占めるようになりました。

業界の約8割前後の事務所がWEBサイト持つようになり、一部の事務所では、WEBサイトの訪問履歴から後追い広告を行うリマーケティングやマーケティングオートメーションツールを活用する段階に入っており、集客面においても、デジタル活用のウェートは高まるばかりです。

今は経営においてデジタルを活用していない事務所の方が少なくなりました。一方で、デジタル分野はリアルでは起きないようなトラブルも発生してしまっています。リアルの時とは比べものにならない規模の被害も発生しており、デジタルの活用を加速させると共にデジタルセキュリティを強化する重要性が高まっています。

一般企業が受けている情報セキュリティ被害は法律事務所でも発生しており、増加している

IPAが脅威候補を選出し、情報セキュリティ分野の研究者、企業の実務担当者など約120名のメンバーからなる「10大脅威選考会」が脅威候補に対して審議・投票を行い決定された「情報セキュリティ10大脅威」をご存知でしょうか?

組織・法人においては、標的型攻撃による被害、ビジネスメール詐欺による被害、ランサムウェアによる被害、サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃の高まり、内部不正による情報漏えい、サービス妨害攻撃によるサービスの停止、インターネットサービスからの個人情報の窃取、IoT機器の脆弱性の顕在化、脆弱性対策情報の公開に伴う悪用増加、不注意による情報漏えい、の10テーマとなっています。

それぞれ事務所ではどのような対策を取られておりますか?法律事務所は個人及び企業の重要な情報を保持しておりますので、対策を打っていない状況は経営上、非常に大きなリスクを抱えていることとなります。法律事務所にとって情報漏洩に関するリピテーションリスクは最小化させたい事柄です。

情報セキュリティに投資をする時代がきている

マーケティングに投資を行う時代が来たように、情報セキュリティに関しても投資を行う時代が来ました。完全に防ぐことは非常に難しく、投資も大きなものになってしまいます。法律事務所として、まず実施しておくべきサイバーリスクに関して情報セキュリティスペシャリストの国家資格を有し、内閣サイバーセキュリティセンターにおいてSWGタスクフォース構成員を務められた経験を持つ山岡 裕明先生に、法律事務所において実際に発生しているサイバーインシデントの詳細及びその対策について、お話をして頂く機会をつくらせて頂きました。

今後のマーケティング戦略と共に情報セキュリティに関する戦略を構築する機会に9月1日(火)&2日(水)の経営戦略セミナー&法律事務所視察クリニックをご活用下さい。

今回は両日ともオンライン開催のため、ご自宅や事務所から参加が可能です。
9月1日(火)は会員様向けの経営戦略セミナーの法律事務所分科会として、船井総研のコンサルタントが各テーマに基づいた最新動向をご紹介いたします。翌日の9月2日(水)は法律事務所視察クリニックとして、今回はニューノーマル時代を見据えて先進的な取り組みを行う事務所様を講師として迎え、取り組みをご紹介させていただきます。

私が主に担当しています法律事務所視察クリニックのゲスト講座の1つである八雲法律事務所代表弁護士八雲裕明氏の講座について紹介させていただきます。

◆ゲスト講座①
●テーマ:法律事務所に潜むサイバーリスクとその対応 
●ゲスト講師:八雲法律事務所代表弁護士 八雲裕明氏
カリフォルニア大学バークレー校客員研究員

●講師紹介
2007年東京大学法学部卒業、2009年中央大学法科大学院卒業、2010年 司法修習修了(63期)・弁護士登録(第一東京弁護士会)、2018年八雲法律事務所設立、2019年カリフォルニア大学バークレー校客員研究、2019年内閣サイバーセキュリティセンター サイバーセキュリティ戦略本部 サイバーセキュリティ関係法令の調査検討等を目的としたSWG タスクフォース 構成員。著作 『経営者のための 情報セキュリティQ&A45』(共著)日本経済新聞出版社、『デジタル法務の実務Q&A』(共著)日本加除出版ほか

●講座内容
リモートワークやデジタルシフトが進む中で、機密情報を扱う法律事務所にとっては、サイバーセキュリティ及び情報管理の重要性が増しています。取り扱う重要性に比してセキュリティが必ずしも高いと言えない法律事務所は、サイバー攻撃の格好の標的となっており、実際に法律事務所を標的にしたサイバー攻撃が増加しています。情報セキュリティスペシャリストの国家資格を有し、内閣サイバーセキュリティセンターにおいてSWGタスクフォース構成員を務められた経験を持つ山岡 裕明先生に、法律事務所において実際に発生しているサイバーインシデントの詳細及びその対策について、お話をして頂きます。

その他にも当日は以下の講座を予定しています。

◆ゲスト講座②
●テーマ:最先端の事務職員の組織戦略や採用・育成方法
●ゲスト講師:アンダーソン毛利友常法律事務所 事務長兼CHRO 斎藤由希子 様

◆ゲスト講座③
●テーマ:士業事務所におけるYouTube活用事例
●ゲスト講師:弁護士法人アコード 代表司法書士 近藤誠氏
       弁護士法人咲くやこの花法律事務所 代表弁護士 西川暢春氏

【詳細・申込についてはこちら】
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/063587

【この記事を書いたコンサルタント】

シニア経営コンサルタント 鈴木 圭介(すずき けいすけ)

2007年船井総合研究所 入社。2012年チームリーダー昇格。2016年グループマネージャー昇格。 法律事務所向けコンサルティンググループにおけるグループマネージャー。 全国で120以上の法律事務所が会員として参加されている法律事務所経営研究会主宰。 実務に精通した提案は弁護士会からも評価されており、2015年に開催された第19回弁護士業務改革シンポジウム第三部会においてパネリストを務め、福岡県弁護士会「木曜会」、岡山弁護士会においても講演実績を持つ。マーケティングに関するコンサルティングのみならず、受任率の向上や業務効率の向上、パートナー制度に伴う評価制度の構築に関するコンサルティングも行っている。

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